栃赤城が大関に近づいたのは、昭和55年春場所でした。

大関旭国が引退し、貴ノ花が一人大関となった昭和54年九州場所、
関脇の増位山(11勝)と前頭筆頭の栃赤城(10勝)を上げてます。

翌昭和55年初場所、増位山と栃赤城は再び快進撃。

特に栃赤城は中日まで勝ちっ放しで、同じく全勝の横綱三重ノ海と
対戦します。前場所に14勝1敗で優勝している三重ノ海に唯一の
黒星をつけていたのが栃赤城でした。

周囲の盛り上がりとは裏腹に栃赤城は至ってクール、番付通りの結果と
なり、三重ノ海は全勝優勝を果たします。

この場所で増位山は12勝3敗、直近3場所を31勝で大関に昇進
します。まさにワンチャンスを生かした昇進でした。

栃赤城は11勝4敗、大関挑戦が初めてとはいえ、直前で増位山の例も
あり、翌春場所への期待は高まりました。

当時貴ノ花は30歳、新大関の増位山が31歳。25歳の栃赤城は
変則的ではあるものの技巧派、観客を湧かせる異能力士。

昭和55年春場所前、大関獲りへ向けての栃赤城へのインタビューで
栃赤城は断言します。「絶対に大関は無理だ!」と。

断言通り、6勝9敗で唯一の大関獲りのチャンスを逃します。
以後、大関への可能性を感じさせることはありませんでした。

しかし当時、栃赤城が土俵を最も湧かせた力士だったことは間違い
ありません。土俵際での大逆転、とったり・逆とったりといった妙手、
それを横綱三重ノ海・若乃花、大関貴ノ花相手に見せるのですから、
湧かないわけはありません。

めまぐるしい攻防が特徴だったのとは真逆の、冷めた談話。本物の
異能力士でした。

輪湖時代の最終盤、そして千代の富士と隆の里が化ける前夜だった
昭和55年春場所の出来事です。


元関脇 栃赤城 敬典   生年月日 昭和29年10月31日
               没年月日 平成9年 8月18日


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左官の岡田を思い出す サーカス相撲
  • 荻谷竜
  • 2016/05/14 16:18
魂のカバン返せ
  • 岡田
  • 2016/05/22 21:12
岡田さんは左官以外野の仕事は給料出せないよ 魂のカバンは捨ててきた
  • 荻谷竜
  • 2016/05/25 16:11
懐かしい(-o-)/

本名は岡田でしたっけ
  • 栃赤城ファン
  • 2016/05/28 16:23
岡田ケンイチです、大酒飲み
  • 荻谷竜
  • 2016/05/29 18:15
全体的に見て人が少〜ない
  • 赤城
  • 2016/06/01 01:14





   

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