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先場所の朝青龍戦で、なぜ白鵬は右足から小さく踏み込んだのか?について
先日のメールマガジン「天下泰平記」で書きましたが、その後自分なりに推論
してみました。

白鵬は最近、大横綱双葉山のDVDをよく鑑賞しているとのこと。
その双葉山の立合いが、右足から小さく踏み込むものです。

現在の大相撲では、左四つの力士は右足を、右四つの力士は左足を踏み込む
のが一般的になっています。上手を取る取らないが、相撲の展開を有利にする
大きな要因になっているからです。

今、差し手の方から踏み込む立合いは琴奨菊がよく見せていますが、琴奨菊
は上手を引けなくとも寄っていく、最近の四つ相撲では珍しい力士です。

双葉山の相撲は左上手投げを十八番としたものでしたが、右足で踏み込んで
右を差してかいなを返せば上手は自ずと引ける、という型を持っていました。

また右目が不自由だった双葉山は、自分から攻め込むと相手に動き回られた
ときに対応が不安だったため、常に受ける相撲を磨きました。右のおっつけの
強さ、相手の突っ張りを下からあてがう巧さは抜群でした。

横綱はどんな相手でも受け止めて相撲を取る、という理想を白鵬も持っていて
朝青龍戦の立合いになったのでは、とも考えられます。

ただ、朝青龍戦での白鵬の右は、双葉山のような右のおっつけではなく、
朝青龍の左を抱え込んでいました。

取組前の支度部屋のレポート "白鵬は左のかいなを返す動きを繰り返して
います" から判断すれば、単に初めから左四つを意識しての右足からの踏み
込みだったのかもしれませんが・・・。捕まえれば何とかなると。

さて夏場所は白鵬がどんな立合いを見せるか、不可解な部分がある方が
興味も増すというものです。

=================================

2日続けて大関昇進基準について書きましたが、やはり今もっとも期待
されるのは新大関の誕生というのが気持ちの中にあって、しつこく書く
ことになったとの気がします。

夏場所まで一週間となりました。明日からは、期待の若手力士を中心に
また書いていきます。

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