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稀勢の里の記事も、今回で40本目ですね。二桁勝利を続けてはいますが、綱にはあと一歩、いやあと二歩ぐらいでしょうか。

大横綱大鵬の回顧の中で「体が細かったときに何とか勝とうとして身につけたものが、体が大きくなったときに生きた」といった内容の言葉を聞きました。自分の欠点が後にプラスとなるというのは、分かるように感じます。

ところで稀勢の里は、逆に最も長所となる部分がマイナスに働いているのでは、と思うところがあります。勝手な見方ですが・・・。

稀勢の里の最大の武器は、左の強さです。強烈な左おっつけ、これで右を差しにくる白鵬を傾かせ、破っています。そこから左おっつけを生かした相撲が目立ち出しましたが、長所でありながら、離れた相撲は安定感を欠く場面を多くもしました。

そして初場所は、四つを意識しての相撲が目立ちましたが、ここでも左下手の強さが前面に出ている相撲が見て取れます。左の力の強さに頼り、かいなを返したり、肘を張ったりはなく、把瑠都戦や琴欧洲戦の黒星につながりました。

過去記事で、稀勢の里同様に重心が高かった横綱に、北の富士と武蔵丸を上げました。北の富士はライバルの玉の海が、がっぷりになれば誰にも負けないという相撲だったため、左を返して右上手を浅く引いての速攻で対抗しました。武蔵丸も左四つがっぷりの時代は貴乃花に歯が立たなかったのが、右四つで下手にこだわらなくなって、横綱となってからは本割では貴乃花に6戦無敗でした。(感動した!の決定戦の黒星のみ)

両横綱とも、がっぷり四つでは勝てないという弱い部分があったからこそ、相手の体を上手の方に寄せる、見事な相撲の型を完成しました。

稀勢の里、左おっつけと左下手が強いがために、それが両刃の剣となっているように感じる今日この頃です。


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Comment
・左四つなのに左おっつけが強い。
・左おっつけを活かした突き押しをしようにも右が動かない。
・四つになれば詰めが甘く腕は返らず絞りも引き付けもない。
期待されているが故にいろんな方から助言を受けて、結果として非常に中途半端な取り口になっているように思います。
  • 草履
  • 2013/02/12 19:03
草履様
コメント、ありがとうございます。
二桁勝利は続けていますが・・・いまだ、コレぞ稀勢の里、という相撲の型は確立されていないと感じます。試行錯誤しながらも強くなっていますが、左四つなら白鵬をも力で圧倒する可能性を持っている力士であることは、間違いないと期待しています。
  • タイヘイ
  • 2013/02/12 23:57





   

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